ごっこ

脳内のモヤモヤを時々吐き出す場です。

宇多田ヒカルのアルバム「Fantôme」聴いた。

一曲目「道」

NHKのSONGSの映像をみて(ネットでだけど、、)すごいかっこよかったし、今の総まとめ的なポジションぽい曲なのにアルバムの一曲目に持ってきてて良かった。
トリでも良さそうだけど、他にテンポよく入りやすい曲ないし。。
1番みんなピンときやすいこの曲でよいのかも。


しかし相変わらずすごいなこの人。

 


アルバム通して聴いて、進化(変化?)してる、いや変わらなくていいとこ っていうか「宇多田の音楽」っていうか個性はそのままなんだけど、曲の書き方みたいな、音の並べ方みたいなのが少し違って、「あぁ、これが今の宇多田の中身なんかな」って感じる。


二曲目の「俺の彼女」。
僕はホモでも男なので、こういう視点あまり考えなかったから、聴いてると、なんか、"なるほど"的な。。


いずれの曲もそうだけど、宇多田が歌うからいろいろ想像しちゃうよね。
こういう感覚は何歳の頃感じたんだろとか、やっぱこれもかぁちゃんのことあっての気持ちとかを書いたのかなとか。


三曲目の「花束を君に」、朝の連ドラで聞いてるから馴染み深いわけですが、後半こんな上がり下がりするの?っていうくらい自由自在。
なんていうか、某◯ムタクとかがちょっとアドリブって「おれいけてる」とかの感じとは全然次元が違って、変とか気取ってるとかではなくてね、、なんというか、全然かっこいいのですよ。
おそらく作曲とかってものに対して次元が違いすぎて、J-popのメロサビとかテンポとかのある程度の形式化されてるというかパッケージみたいなもの(もちろん熟知してる上なんでしょうけど。。
ある程度形式的になってる方が曲の予測もしやすく聴きやすいってのもあるので、良い悪いはないけど)に囚われないというか、なんていうか、ほんと「自由自在か」って感じ。
「道」含め他の曲もこれは思ったとこ。
本スペック高すぎて、オーバークロックしてやってるのとは違うっていう感じ。
わかりにく。。


四曲目「二時間だけのバカンス」、予告ムービーやCMでチラ見あったり、林檎とコラボってこともあって期待は大だったけど、「お、おぅ。。」ってなった。
アルバムの流れの 間奏 というかそういう立ち位置に思えて、。


五曲目の「人魚」も同じ感覚でした。
この2つはなんというか、日曜の午前中みる夢?みたいな感覚なのかも。
メロに浸る系というか、、。


六曲目「ともだち」、いわゆる同性愛者の視点で書いてみましたな曲らしいが、個人的には「半分わかる半分今更そんな」といった感じに思いました。
ノンケ(?)が書く言葉としては割とホモいけれども、20前後のホモの子の感覚かなぁ。みたいなね。


七曲目「真夏の通り雨」、これは、花束とともに解禁されてましたね。
PVも買ったくらいですが、結構エグいよね、。
元々宇多田はエグみのとこ歌詞にのせてくるので、みんなそこが好きってとこもあると思うけど、歳を一段重ねて人の汚いというか臭いとこ、気持ちと理性、矛盾みたいなとこもサラサラと書いてきやがる。
感覚も「30代になったんやなぁ」という感じがします。
つか、これ

http://diary.uedakeita.net/entry/2016/09/14/174517

思い浮かべるww


八曲目「荒野の狼」これ、今回初聴き曲の中で1番好きかも。
昔の「東京Nights」に近い感じのする曲かなと。
歌詞とかも好き。
宇多田は歌詞ありきというか、書きたいことを言葉にして、そのイメージを音にして作曲にのせてるような(ほんとはどうかは知らん)気がします。たぶんw
これとつぎの「忘却」は歌詞ありきかな、、。
じっくり聴くといいけど、メロ的にパッとはとっつきにくいかも。


九曲目「忘却」そうか、J-popではないんだ、「宇多田の音楽」なんだ。ってことだわ。
全体的にそーゆー事か。


十曲目「人生最高の日」ここへ来てやっとこPOPぽいのが、、。
しかも歌詞が割と明るいし前向き!ww
たぶん「光」に近い感覚の曲かも。
Bonnie and Clydeが日本人的には誰しもって程共感出来んというか、知られてなくてシェークスピア出したのかしら、、w
んな事はないだろうけど、、。
おどるポンポコリンのエジソンくらいの使われ感。。
トリ「桜流し」もはや言うことないですね。
エヴァやね。
桜流しです。
どーしてもかぁちゃんのいなくなった歌詞に聞こえるけど、この時また生きてるしな。。


とまぁ、
移動時間結構長くて全曲ゆっくり聴いてみたので思った事そのまま書いてみた。。
全然解釈違ったり、真相と違ったり、感じる事違ったりあると思うけど、、なんもなくただ聴いてみたときの僕の思った事なので、あしからずやで。
荒野の狼聴こっと。

 

 

 

Tumblr「GOCCO」2016/09/28よりサルベージ